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認知症の母親にストレスを感じる…同居する長男の葛藤と対処法

認知症の母と向き合う長男の葛藤 介護体験談

認知症の母親との生活で、ストレスを感じることが増えてきました。

我が家は、長男である私と妻が、母と同居していましたが、日々の会話やちょっとしたやり取りの中で、精神的に疲れてしまうことが少なくありませんでした。

実は、夏に母が入院して以降、生活自体では精神的に楽になった気がします。

もちろん、これまで育ててもらった恩は感じています。長男として、できる限り母のために頑張りたいという気持ちもあります。

しかし、親子だからといって、何でも受け入れられるわけではありません。

今回は、認知症が進行してきた母親との生活で私が感じてきたストレスや、老人ホームへの入居を進める中で実践している対処法について、実体験をもとにお話しします。

認知症の母親との同居で感じるストレス

もともとの性格もあり、話が通じないことが多い

母はもともと気が強く、「こうあるべき」という固定観念を強く持っています。また、自分の思いどおりにならないと不満を口にすることもあります。

以前から家族が話したことを忘れがちなところもありましたが、最近は同じ話を何度も繰り返したり、入院時に救急車で搬送されたことさえ覚えていなかったりします。

こちらが筋道を立てて説明しても、納得するどころか、自分の感情を優先してしまうことがあります。

そのため、話し合いをしているつもりでも、いつの間にか同じことの繰り返しになってしまいます。

優しく接すると甘え、こちらの負担が増える

母は、自分に優しく接してくれる人には甘える傾向があります。

もちろん、優しく接することは大切です。しかし、何でも受け入れていると、こちらの負担がどんどん大きくなってしまいます。

長男である私としては、育ててもらった恩もありますし、できるだけ母の希望を尊重したいと思っています。

それでも、介護する側にも生活があります。母の気持ちばかりを優先していると、こちらの精神的な余裕がなくなってしまいます。

親への感謝とストレスは別の問題

認知症の母親にストレスを感じると、そんな自分に後ろめたさを感じることがあります。

しかし、親に感謝していることと、日々の言動に疲れてしまうことは別の問題だと思います。

親子だから我慢しなければならない、長男だからすべて背負わなければならない、ということではありません。

私自身、母との生活を通じて、家族だけで介護を抱え込むことの難しさを痛感しています。

母を老人ホームに入居させたい!本人の説得に苦労

自宅への執着が強く、施設入居に前向きではない

現在、母は入院しています。退院後の生活を考え、私は有料老人ホームへの入居を進めようとしています。

複数の老人ホーム紹介業者にも相談し、母の状態に合った施設を懸命に探しているところです。

ところが、母には自宅への執着があります。

「準備があるから一度家に寄りたい」「自分で見て決めたい」といった希望を口にします。

本人にとっては長年暮らしてきた自宅ですから、離れたくない気持ちも理解できます。

ただ、今の母の車イスが必須となった身体状況や認知症の症状を考えると、以前と同じような生活に戻ることは簡単ではありません。

本人の希望と安全な生活の両立は難しい

施設を探しているのは、母を遠ざけたいからではありません。

今後の生活を考えたとき、自宅で安全に暮らすことが難しくなっているからです。

それでも、本人は自分の希望を優先するため、こちらの説明がなかなか伝わりません。

何とか納得してもらいたいと思う一方で、話し合いを重ねるほどストレスがたまってしまいます。

母の説得を家族だけで抱え込まない

そこで私が考えたのが、入院先の相談員さんに協力してもらうことです。

母の性格やこれまでの経緯、私が施設を探している理由などを事前に詳しく説明しました。

そして、母と話す機会があれば、私の立場を理解したうえで説得に協力してもらえるようお願いしました。

例えば、「お母さんのために必死に施設を探している素晴らしい息子さんですね。大変な中、頑張っていらっしゃいます。息子さんの話を聞いて進めていけば大丈夫ですよ」といった具合です。

もちろん、本人の気持ちや希望を無視するのではなく、第三者の立場から今後の生活を一緒に考えてもらうことが目的です。

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認知症の母親によるストレスを軽減するために実践していること

入院先の相談員を味方につける

実際に相談員さんに事情を説明しておくことで、私自身の気持ちはかなり楽になりました。

家族から何度説明しても聞き入れてもらえないことでも、専門的な立場の人から話してもらうことで、受け止め方が変わる可能性があります。

介護や退院後の生活については、医療ソーシャルワーカーや施設の相談員など、専門家の力を借りることが大切だと感じています。

兄弟にも状況を共有して協力してもらう

もう一つ実践しているのが、兄弟たちとの情報共有です。

母の現在の状態や施設を探している理由、本人の希望などをある程度共有し、必要に応じて母をなだめてもらうようにしています。

私一人が説明し続けるよりも、複数の家族から話してもらうほうが、母も受け入れやすい場合があります。

何より、私だけが母の対応を背負わなくて済むことは、精神的に大きな助けになります。

一人で頑張りすぎないことが大切

認知症の母親との生活でストレスを感じるのは、決して珍しいことではないと思います。

親への感謝があっても、気持ちが通じないことはありますし、介護する側が疲れてしまうこともあります。

だからこそ、家族だけで何とかしようとせず、医療機関や介護の専門家、兄弟など周囲の協力を得ることが大切です。

私も現在、何とか母に納得してもらい、有料老人ホームへの入居を実現できるように取り組んでいます。

母にとっても、私たち家族にとっても、安心して生活できる環境を整えることが今の目標です。

親の介護は長く続くこともあります。だからこそ、介護する側も無理をせず、自分の心を守ることを忘れないようにしたいと思っています。

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